H14年 滋賀県中体連陸上競技部冬季強化合宿 
短距離パート報告

指導者 山下 広(姫路市立灘中学校) 玉井 正(土山) 文室 康志(彦根中央) 
      西尾 圭介(日野)  珠久 昌信(朝桜) 嶋田 義孝(双葉) 杉本喜一郎(守山)

12/21(土) AM
 @15分各自W−UP
 Aなわとび 14種 40"全力20"rest (なわとびを忘れた選手はシャフトを担いで)
  ※様々なステップによって筋力強化を図り、一定のリズムでなわをまわすことで上
   腕の筋力も鍛える。
 Bミニハードルドリル
   1,Sから1台目まで3m 50cm間隔×10台 10台目からGまで10m
      以下70cm、90cm、120cm、150cm、170cm
     ※インターバルの短いミニハードルでは高いひざ位置からピストン系の動きを
       意識し、長くなるごとにひざ下を意識した回転系の動きを意識する。
       特に大事なのはミニハードルを越えてからの動きで、ミニハードルを用いた
       補助的な動きから実践的な動きを意識する。
   2,Sから1台目まで3m 70cm間隔から10cmずつ広げていく 最終180cm 
       10台目からGまで10m
   3,dash系の動き
       1足長から半足長ずつ10台
     ※低い姿勢からスタートする。足の回転スピード、地面を押さえる意識。
 CC−DOWN

12/21(土) PM
 @15分各自W−UP
 Aなわとび 14種 40"全力20"rest 
 B走のドリル
   1,トロッティング → ひざを柔らかく、地面を引き押さえる
   2,もも上げA → ピストン系
   3,もも上げB → 振り出し
     ※自転車チューブを使って(2本分くらい)2人一組で負荷をかけて
 C筋力トレーニング体操 11種類 各50回
 DBoxJump 5種類
 Eショートダッシュ

12/22(日) AM
 @15分各自W−UP
 Aなわとび
 BSD コーナーでのダッシュ5本 直線でのダッシュ5本
   ※コーナーでは最短距離を走れるように位置取りする。足の運びは地面から足を離さない、
     地面を擦らせるような動きを50m中10m以上は意識する。
     (チューブを後ろから引くことで必然的にできる)
 Cハイニーもも上げ 3種
    ミニハードル50cm間隔5台(シャトル形式で系10台)前後3mずつ
  ※ミニハードルでは切り替え、ミニハードル以外のところは4拍子で切り替え。本来は10台×2
    ミニハードル2m間隔バージョンもある。その時はミニハードル間8拍子。

12/22(日) PM
 @15分各自W−UP
 Aなわとび 14種 40"全力20"rest
 Bウィンドスプリント150m7本×3セット rest各10'
 Cバウンディング 6種類 各3本
 DLongJog 3000m(基礎持久力)

12/23(月) AM
 @15分各自W−UP
 Aなわとび
 B500m+400m+300m T・T rest10'
   ※ミドルやローペースで走りきるのでなく、最初の100m〜200mの入りを重視してハイペースで。
 Cミニハードル
     10m助走 190cm×10台 G1台目から50m地点 (ローとハイの2レーン用意)
    ※オーバーストライド(体を支えられなくなりスピードダウンにつながる)を防ぐためのトレーニング。
      脚力が弱い、助走の入りが悪いとバウンディングのようになる。
    加速 − 180cmミニハードル − 20m加速 − 170cmミニハードルのパターンもある。
     これについては前半と後半のミニハードルの間隔差は10cmが適当。
 D筋力トレーニング体操11種類 各20回 (10回ずつで7分くらいが目標)

感想
 3日間、姫路灘の山下先生と接して一番感じたことは、必要最低限しか選手を型にはめていないように感
 じました。それぞれの良い部分を見抜き、その長所を伸ばしていける指導をされている。
 多くの素晴らしい指導者は多くのデータと、多くの動きのイメージパターンを持っている。生徒の資質を見抜
 く力が優れていると、改めて感じました。
 トレーニングについても、ある意味オーソドックスなパターンに感じ、その中でもやはり体幹に働きかけるトレ
 ーニングが多い。なわとびにしても冬場のW−UPに使っておられるようであるが、一定のリズムで回すため
 には体幹がしっかりしていないとダメであろう。
 また、既成概念にとらわれず、幅広く多種目、他競技の動きをアレンジして普段しない動きを取り入れることで、
 けがの防止、バランスの良い体作りをイメージしていると思われる。
 また、雰囲気作り(生徒への声掛け)も素晴らしく、苦しい練習をやらざるを得ないように、またやることで力が
 付くと信じさせる説得力のある話をされていたように思います。
 私たちも練習メニューの組み立てそのものは大きく違いはないと思います。ただ、その量や質は高く感じました。
 単に兵庫のレベルが高いだけではない、それだけのことをすることが、させることがまだまだ私たちはできてい
 ない。
 レベルが低いかもしれませんが、我々指導者自身の意識を変えていく必要があると感じたことが、この合宿で
 得た一番大きなことだったように思います。

                 (もっと詳しく交流したい方は彦根中央中・文室まで)